2012年6月13日水曜日

金魚鉢



金魚鉢は、夏の暑さをしのぐための知恵のひとつだ。

ひらひらと泳ぐ様を眺められるガラスものもいいけれど、
興味があるのは、睡蓮鉢のような大ぶりの陶器。
店先や玄関先といった視線が下がる場所に置かれたものは、
なかなか趣深い…第一、金魚が気持ち良く泳げる広さがある。

せっかく五条坂の近所に住んでいるのだからと、
清水焼で丁度良いものがないか探し歩くも、まあ、出会えない。
食器や花器ならいざ知らず、手頃な値段のものは、まずない。
だからと言って、値の張る作家の一点ものを買い求めるほど
腹をくくれていているわけでもない。

別の産地の陶器を取り寄せた方が早いのだろうが、
金魚鉢があろうとなかろうと、京都の暑さに変わりはないだろうから。
いつか良い出会いがあった時の、涼やかな気分を楽しみにする。

0 件のコメント:

コメントを投稿