2013年6月7日金曜日

茶さじ



日本茶が、珈琲や紅茶のように比べると「難しい」と感じるのは、
煎れる人によって、味のバラつきが大きいからだと思う。

例えば、煎茶や玉露のどんなに良い茶葉を使っても、「さじ加減」で、
茶の良さを引きだすことが出来ないなんてことはザラにある。
逆にさほど質の良くない茶葉でも、上手に煎れたら美味しくなる、
ということでもあるのだけれど、なかなか試してみようなんて思われない。
その問題を引き起こしている原因のひとつとなっているのが、
茶さじなのかもしれない。

茶さじは、ティースプーンなどのように計量する役割を持っていない。

料理に使われるさじには、大匙・小匙・茶さじの三本セットなどがあり、
それぞれ、15ml、5ml、2.5mlとサイズが決められている。
一方、宇治茶を販売店は、計量せずにはいられない(煎れられない)消費者向けに、
一人当たりの分量をグラム数(例えば2gとか)で案内している。
茶葉は、より方によって体積が大きく変わるので、
分量はあくまで目方で決めなければならない…なんてことまでは、なかなか伝わらない。

「茶さじなんていらない、茶筒の外筒を使えば良い」というお茶屋さんもいる。
煎茶道では、茶合と呼ばれる器を使って、茶葉を壊さないようにするぐらだから、
スプーンのようにかきだすものは不要なのだ(茶筒に入れっぱなしにするものではない)。
茶さじはあくまで、茶葉を壊さず、急須に移すモノとしてある…というわけだ。

お茶の普及には、茶さじへの理解がポイントとなる気がするのだけれど、
どうも、その辺りをくわしく言及する人がいないような…

「この質の茶葉なら、急須にこれぐらいだろう」
と、結局のところ慣れていくことが求められるなら、
続けて使えるええ感じの茶さじを持つべきかと思いながらも、
ひとまずこの槌目の茶さじを使っているわけですが、さてどうなることやら。

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