2013年6月18日火曜日
牛乳石鹸のれん
風呂の給湯器の調子が悪く、銭湯に行った。
家族で行くのは初めてのことだったけれど、
予想通り、嫁さんと娘が上がってくるのを待つことになった。
そろそろ時期かしらと、表を流れる高瀬川で蛍を探すも、見つからない。
仕方なく、息子をふたりでぼんやりと湯のれんを眺めることに。
「…なんで牛乳石鹸って書いてるん?」と息子に聞かれ、
小さい頃に、同じ質問を父親にしたことを思い出した。
「あれは石鹸会社の広告だ」と、父はボクに教えてくれたが、
それだけでは、主にボディソープを使うボクの息子には、いまいちピンと来ない。
確かに内風呂の普及率が高くなった現代において、
湯のれんにさほどの宣伝効果があるとは思えない…なんてことを思いつつ、
帰ってからメーカーのホームページを調べてみた。
http://www.cow-soap.co.jp/web/event/noren-history/
以下は、牛乳石鹸さんのページの「のれんの歴史」からの引用。
のれんは、はじめは日よけのためや塵よけのために用いられていましたが、
寛永(1642-1644年)頃から屋号や商標を染め抜き、看板や広告の目的に使われ現在に至っています。
当社が制作を始めた昭和30年頃は、町中で一番人の集まる社交場といえばお風呂やさんでした。
そこは情報交換の場であり、コミュニティ広場でもあり、そこに当社ののれんを掛けていただくことで
当時の宣伝媒体としては抜群の効果を発揮しました。
当時ののれんは「ゆ」の一文字をメインに2~3色の染め物でしたが、
現在では太陽光線にも強いインクの開発と多色刷りにより、アート的要素を高めたデザインも可能になりました。
なるほど、そうだろうなと読み進めて、次の部分で驚いた。
地域によって気質、風土がちがうように「のれん」のサイズも様々です。
当社では近年、「北海道型」「東京型」「大阪型」「京都型」、そして郊外型銭湯向けには
小型の「カウンター型」と5種類のサイズを製作しています。
北海道型は大阪型に比べて約半分の大きさで、京都型、カウンター型は男湯と女湯に分かれていて、
切れ目はまん中に1つです。また、東京型は温泉シンボルのはいったものが多く、丈の短い横長タイプです。
これは手でさっとはねあげるのを粋とする江戸っ子の美意識から生まれたようです。
ほほう!と、新たな発見に興奮を覚え、他のサイトで
関東風の「共チチ付仕立」や、関西風の「袋仕立て」といった用語まで知ったのだが、
息子の質問に何か冴えた回答ができるようになったわけではない。
まあ、この銭湯の湯のれんが、2008年デザインの京都型で、
袋仕立てであると知っただけで良しとする。
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