ライターはプリンスのドルフィンを使い続けていたのだけれど、
ここ数日、どうも調子が悪く、分解掃除をしても原因が分からないので、
メーカーに修理を頼むことにした。
百円ライターを使うのは嫌だなあと、暫定的な禁煙に入ると決めて、
部屋の片付けをしていると、サロメのライターが出てきた。
買った直後に、クローゼットの奥にしまったのを忘れていたのだ。
どうして放置していたのか理解に苦しむほど、改めて良い品だと感じるのは、
「暫定的な禁煙」が、思いの外、早く解除されることになったから…ではないと信じよう。
サロメもプリンスと同じく、国産のガスライターだ。
米国産のオイルライターが嫌いなわけではないけれど、
あのシンプルさを追求したプロダクトとは違う、ちょっとした遊び心が良い。
(サロメの創設者、瀬川國治郎氏は、玩具製品用の板金加工を請け負うプレス職人だった)
日本のプロダクトデザインをイマイチと感じる向きがあるけれど、
グッとくるデザインは、あるモノに夢中になった職人の遊び心と、
それを残そうというメーカーの思い、そして何よりそのプロダクトを使うユーザーが、
心意気を感じなければ、成り立つものではない。
「職人による手作り」を謳うサロメも、近年、部品の製造は中国に任せて、
組み立てを国内で行っているという話も聞く。
イマドキの発想ではないかもしれないけれど、せめてライターぐらいは、
グッとくるデザインを守り続けたい…という理由で、禁煙を棚上げしていこうと思う次第。
こちらはプリンスのドルフィン。工場から帰ってきたら、サロメと二丁使いか?

0 件のコメント:
コメントを投稿