2013年6月21日金曜日

水無月


一日中、雨が降っていたので「水無月」の話。


日本では、旧暦の6月を水無月(みなづき)と呼び、

新暦となった現代でも別名としても用いる。

水無月の由来には諸説ある。


①梅雨が明けて水が涸れてなくなる月であるという説。

②田んぼに水を張る月「水張月(みづはりづき)」「水月(みなづき)」であるという説。
③田植という大仕事を仕終えた月「皆仕尽(みなしつき)」であるとする説。
④水無月の「無」は「の」という意味の連体助詞「な」であり「水の月」であるとする説。

と、いろいろあるが、要は6月とは「水」と関連の深い月なのだ。

その水無月の終わり、6月30日は、一年、上半期の最終日に当たる。
一年間の穢れを祓う大晦日の大祓に対して、上半期の祓を
「夏越の祓(なごしのはらえ)」、または、「水無月の祓」ともいう。



神社ではこの日の参詣人に茅の輪を鳥居に取り付けてくぐらせ、

夏の疫病、水の災厄を除くために禊を行い(茅の輪くぐりの話は、またの機会に)
一方、菓子屋は祓いの菓子として「水無月」を売るのが京都。

白の外郎生地に小豆をのせて、三角形に切る「水無月」。

水無月の上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、
三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれている。

旧暦6月1日は「氷の節句」または「氷の朔日」といわれ、

室町時代には幕府や宮中で年中行事とされていたとか。
御所では「氷室(ひむろ)」の氷を取り寄せ、氷を口にして暑気を払っていたそうな。

「氷室」は、冬の氷を夏まで保存する貯蔵庫で、京都の北山には「氷室」という地あり、

今でもその氷室の跡が残っている。かつては、北山の氷室から宮中に氷が献上されたと
『延喜式』に記され、宮中では氷室の氷の解け具合によってその年の豊凶を占ったとも。

当時は氷室の氷を口にすると夏痩せしないと信じられていたものの、

庶民にとって、夏の水はとても貴重で、ましてや氷など簡単に食べられるものではなく、
宮中の貴族にならって氷をかたどった菓子が作られるようになったのが始まりだとか。

氷を模したという説は非常に魅力的だけれど、

一年の折り返しに、四角を半分に割った三角形を食べるっていうのが、
何だかいいなと。個人的には小豆のお菓子は苦手なのですが、
この時期ばかりは食べようかと思っております。

0 件のコメント:

コメントを投稿