北野天満宮で開かれた「第四回 北野大闘茶会」に参加した。
チラシには、「闘茶とは、5種類の茶を当てる…上品な遊び」と書かれているが
元々は、栄西禅師から明恵上人に受け継がれた京都栂尾一帯の茶、
「本茶」と、それ以外の「非茶」を飲み分けるもので、産地のプライドをかけた
文字通りの「闘茶」だったとか。やがて、「かぶく(遊ぶ)」という風俗が、
歌舞伎芝居の名を生み、「茶歌舞伎(ちゃかぶき)」と呼ばれるようになり、
現在では、「茶香服」という文字が当てられる「5種類のお茶を当てる娯楽遊戯」と
して変化していったと言われている。
北野天満宮は、かつて太閤・秀吉が「北野大茶会(きたのだいさのえ)」を
開いた場所でもあり、主祭神である菅原道真公も、太宰府の地で
茶を飲みながら流罪の身に憤懣やるかたない日々を過ごしている歌を詠むなど、
京都で茶のイベントを開くには申し分ない場所ということで、
京都市茶業組合さんがこの地を選んだとのこと。
さて、その「闘茶」、「茶香服」で当てるのは、緑茶の種類である。
その流れは、以下の通り。
① 「花」「鳥」「風」「月」「客」と書かれた5種類の茶の葉を確かめる
(実際に浸出した茶は飲めない。ただ、見て、触って、嗅ぐだけ)
② 1回目は、順不同に出される「花」「鳥」「風」「月」「客」の5煎の茶を飲み、これと思う札を出す。
(途中で差し替えることはできない)
③ 2回目以降は、同じく順番を変えて出される4煎の茶を当てる。
(4煎まで予想することは、出てきていないもう1煎を当てることになるので)
④ 全部で4回、都合17杯のお茶を飲み、(出てこない3煎を含む)全20煎の正答率を競う。
参加者は、茶業に携わる言わばプロから、観光を兼ねて遠方より来られた方、
さらには「茶香服」の存在を知り、はるばる中国からやってきた中学生まで
バラエティに富んだ約100名。会場となった絵馬所は、茶を入れる音と、茶をすする音、
そして、時折、回答に悩んだ参加者のうめき声が聞こえる程度の静けさ。
ボクの成績は、
1回目 1/5 (玉露しか分からなかった)
2回目 3/5 (煎茶と柳を間違えた)
3回目 3/5 (玉露と煎茶を間違えた)
4回目 0/5 (全滅…玉露と柳を間違えた)
始めはわけがわからず、終わりは味がわからずで、
合計、「5/20」という散々な結果。
うーん、悔しい。でも、なるほど遊びとして流行したのも納得。
かつては、緑茶の違いが分かる人々のものだったわけだが、
「玉露」「煎茶」「柳」といった緑茶の種類すら知らない人にとっても
興味深いゲームになるだろうなと、初めての体験を今後につなげようと思った次第。
いや、それにしても悔しい。