2012年7月14日土曜日

線香花火



線香花火は、日本の伝統的な花火の一種。
その名の由来は、香炉に線香のように立てて遊んだからというけれど、
こより状のものが立てられるわけがないなあと、少し調べてみた。

線香花火が現在のような形になったのは、
西で生まれた線香花火が、東に伝わってからだとか。

線香花火の原形は、竹ひごや藁でできた柄の先に火薬を付着させた
「スボ手」と言われるもので、主に西日本、関西地方を中心に親しまれていた。
それが伝わり始めた東日本、江戸では、藁などの材料が不足していたこともあって
和紙で火薬を包む「長手」が作られるようになった。

「スボ手」よりも燃焼時間が長く、ゆらゆらと揺れる風情もあってか、
「線香花火」と言えば、「長手」を指すのが一般的になったが、
西日本ではいまだに「スボ手」をイメージする人もいるそうな。

いずれにしても、現在の線香花火は、ほぼ中国産。
昭和50年以降、安価な商品が輸入されるようになって、
国内で線香花火を作る専門業者は、廃業することになった。
(線香花火は、免許の要らない「玩具花火」に分類されるので、
参入障壁が低かったんだろうなあ)

唯一と言われる業者は、北九州の「線香花火筒井時正」さん。
その伝統の火を絶やすまいと、素材と技術にこだわっている。
京都の「總屋」さんも、オンラインショップで国産線香花火を取り扱っているが、
おそらくこちらと一緒に取り組まれているものではないか。

0 件のコメント:

コメントを投稿