義父と義母に誘われて、「祇園さんの節分会」が催されている八坂神社まで出かけた。
境内(舞殿)で豆まきがあり、四花街による舞踏奉納も行われるとのことだったが、
タイミング悪く、着いた頃には、もろもろ終わってしまっていた。
…のだけれど、境内には、空くじなしの景品抽選券付きの「福豆」を求める人が多く残っていた。
列をなす人たちの手には、他の神社や寺の名前が書かれた紙袋があり、
「節分」がなかなかのイベントであることにようやく気付いた。
住まうようになって十数年経つが、
京都に「四方参り(よもまいり)」という風習があると初めて知った。
観光情報サイトに、次のような説明があった。
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じ、陰と陽の境目にあたる北東(丑寅:うしとら)の方角は
気が不安定と考えられ、鬼が出入りする方角を鬼門として
平安京遷都のころより、京都では御所の四方の鬼門を護り、邪気を祓います。
邪気(鬼)は北東の表鬼門にあたる「吉田神社」に現れ、追われ、
次に南東の「八坂神社」(または伏見稲荷大社)に現れ、追われ、
南西の裏鬼門「壬生寺」に現れ、追われ、最後に北西の「北野天満宮」の現れます。
そして北野天満宮では鬼を追わずに末社の福部社の中に鬼を閉じ込めてしまいます
(鬼は後に吉野で改心するそうです)。
京都では厄除節分会に鬼門にあたる四つの神社仏閣にお参りをすることを
「四方参り(よもまいり)」といい、千年程前から邪気を祓い、一層の福を招くと言われています。
北東「吉田神社」→南東「八坂神社(伏見稲荷大社)」→南西「壬生寺」→北西「北野天満宮」と、
さながらオリエンテーリングのように巡るのは、なかなか面白い。
クリスマスやハロウィンにはない具体的な手順とアクションがあるのが味わい深い。
それにしても、節分は邪気を祓い、無病息災を祈念する行事のはずだが、
「鬼は外、福は内」というように、セットで福を招こうというのが庶民の文化っぽくて良い。
そんな風に感じるのは、「厄除け」という文言に目が留まる年齢になったからか?
「悪いことがなければ十分ですよ、おまけに福まで招こうなんて欲張りなこと言いませんから」
ん?そもそも、これは誰に伝えるんだ?鬼?神?仏?…日本人の信仰心って不思議だ。
…とか言いつつ、今年は出来なかった「四方参り」を来年は体験してみるつもりである。


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