茶師から錫の茶入れをいただいた。
表面こそ酸化変色して、いかにも古いもののように見えるが、
蓋も含めて内側は艶やかな錫の色のまま。
早速、別の茶筒に入れていたちょっとええ煎茶を移し替えた。
錫は耐蝕性に優れ、軟らかく加工もしやすかったことから、
世界各国で古くから食器に使われていたそうだが、
日本には原材料となるスズ石があまり産出されないこともあり、
錫単体の加工品は、奈良時代の後期、1191年に栄西禅師が、
茶とともに持ち帰った茶壷、茶托が、その始まりだと言われている。
煎茶道は、大陸の喫茶文化の流れをくんでいることもあって、
茶器の佇まいもどこかしら中国的。ルーツを感じさせるって良いものですなあ。

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