
京都市内の某小学校にお邪魔して、「お茶の時間」という特別授業を行いました。
「総合」と呼ばれる時間を2コマ使って、4年生の3クラスを対象に行ったのは
、「普段、飲むお茶について知ろう」というもので、茶道とは別の角度から、
お茶を通して、くらしの中の「時間」を考えるきっかけとなれば、と企画しました。
文科省のサイトによると、「総合的な学習の時間」、通称「総合」の授業の目的は、
「変化の激しい社会に対応して、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、
よりよく問題を解決する資質や能力を育てることなどをねらいとする」…と掲げられています。
なるほど、「変化の激しい社会」とありますが、家での過ごし方については、
その影響もあってか、年々、乏しくなっているように感じることがあります。
団らんと呼ばれる時間が少なくなっていることを殊更に憂いているわけではありませんが、
「こういう過ごし方もある」と、知ると知らないでは大きな違いがあると思います。
講師をお願いしたのは、企画に賛同していただいた「山本園茶舗」の山本達也さん。

くらしの中の「お茶」を見直すことは、「時間」を見直すこととにつながるのではないか?
「問題を解決する資質や能力を育てる」…つもりで、山本さん、先生方と相談を重ね、
「お茶づくりのさかんな宇治市」、「お茶に関係する3つの仕事」、「お茶屋さんの様子」、
「宇治茶のいろいろ」といった簡単な座学をパワーポイントのスライドショーで行ってから、
「ほうじ茶のいれかた」、「クイズ、ほうじ茶はどれだ!」「せん茶を人にいれてあげよう」
といった体験型学習を行うという構成にしました。


抹茶のお作法を知っている子は多くても、実際に家で、ほうじ茶や煎茶を入れたことがあるという子は少なく、
どの子もおぼつかない手つきでしたが、真剣に、かつ楽しげに取り組んでくれました。
家でも入れてもらえるように、ほうじ茶を渡したのですが、
「誰と飲もうかな?」「やかん、買ってもらわなくちゃ」「おばあちゃんに合うお菓子を聞こう」
という彼らのコメントで、授業をした意味があったなと感じる次第です。
この活動は、継続的に行っていきたいと思っています。
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